TeamPageをアイディア記録帳として使う事例のご紹介

2016/11/02 · · 投稿者 Takashi Okutsu

イメージ図先日、私は、トイレ、キッチン、浴室、洗面所などの水回り製品の開発や販売を行っている、ある米国企業向けのカスタマイズ案件に関わりました。日本のTOTO株式会社の米国版と言えばイメージしやすいかと思います。

この企業では、以前より TeamPage を様々な市場調査活動(リサーチ活動)にお使いいただいております。そして、今回のカスタマイズで、お客様(実際に製品を使う消費者)の声や卸先からの反応などを「アイディア メモ」として TeamPage に投稿し、ディスカッションしたり、分類したり、次のステップに繋げたりする機能を加えました。

そこで今回のブログ記事では、この「アイディア メモ」のカスタマイズについて簡単にご紹介します。

アイディア投稿用のスペースを追加

市場リサーチして得られた情報は、「マーケティング」や「営業・販売」などのスペースに分けられています。下図は「デザイン」スペースのダッシュボード例で、業界や他社製品などのデザインに関するニュースなどが集められています。

※実際には米国での情報が英語で投稿されています。このブログ記事用に、イメージを伝えやすくするために日本語でデモサイトを作成し、スクリーンショットを撮影しました。

デザイン ダッシュボード

今回、新たにアイディア投稿用の「アイディア集」スペースを追加し、「アイディア メモ」をどこに投稿すればよいのかを分かりやすくしました。

「アイディア集」スペースを追加

アイディアの投稿フォーム

下図が、アイディア メモの投稿フォーム例です。

投稿/編集フォーム

フォーム上の表記はすべて国際化されており、TeamPage ログイン時の言語選択でユーザーが「日本語」を選択すれば見出し等は日本語で表示され、「英語」を選択すれば英語で表示されます。

このフォームには、アイディアを思いついたきっかけ、市場のニーズ、ターゲットとする市場、詳細な説明などを記入します。

カスタマイズのリクエストに基いて、「米国のどの地域から出たアイディアなのか」や「アイディアを出したのが社員なのか、それとも取引先なのか、消費者なのか」などを区分するためのドロップダウンリストを設置しました。これらのドロップダウンリストで選択した内容は、後で分類しやすくなるように、タグとしてアイディアメモの記事に追加されます。

アイディアメモの投稿記事

下図は、上図のフォームから投稿されたアイディアメモの記事です。

アイディアメモの記事の例

中央に配置したテーブルに詳細情報をテーブル表示し、パッと見て内容が分かるように工夫しました。

ドロップダウンリストで選択したタグは、サイドバーの「タグ」欄にも表示され、クリックひとつで同じタグの(同じカテゴリーの)アイディアを一覧表示できます。

次のアクション登録

アイディアを単に集めるだけでなく、意見交換、話し合いのスケジュール登録、各人への仕事の割り振りなどがその場ですぐにできると、アイディアの活用が進みそうですよね。

TeamPage では、記事や段落にコメントだけでなくタスクや予定を登録できるので、下図のように、意見交換したりフォローアップの次のアクションを登録したりすることも簡単にできます。

フォローアップ用のタスクとコメント

ダッシュボードでの整理例

アイディアを活用するためには、それぞれのアイディアが整理されていて、すぐに見つかることが大切です。

ダッシュボード機能を使えば、タグやキーワードなどの様々な条件でアイディアメモを分類・整理できます。

セクションテーブル機能を使えば、特定の条件で集めた記事を Excel のようなスプレッドシート形式で表示することができます。

特定のアイディアをチームのダッシュボードや自分のブックマークに「ピン留め」しておくこともできます。

ダッシュボードもセクションテーブルもブックマークも、アイディアメモだけでなくあらゆる種類の記事(投稿)に使うことができます。とても便利な機能ですから、ぜひ皆さんも使ってみてください。

ダッシュボードの例

弊社は、今後も良い製品づくりや製品サポートを通じて、このお客様の市場リサーチ活動を支援して参ります。

TeamPage は、これまで多くの企業・組織において、市場リサーチ、競合情報収集、ナレッジ・マネジメントの分野で(も)使われてきました。詳しくは、競合情報や業界情報の収集・分析活動のソリューション紹介ページをご覧ください。

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