最新版 TeamPage 5.2.64 のご紹介

この記事では TeamPage 5.2.64 における変更点を紹介します。今回のアップデートには、いくつかの小さなバグの修正や次のような新しい機能が含まれます。

• 通知メールに、記事に添付されたファイルの一覧を表示するようにしました。
• タスク、プロジェクト、マイルストーン、予定(イベント)で、日付だけでなく時刻も指定できるようになりました。
• カレンダー画面でのタグの扱いを改善しました。
• プロジェクト、マイルストーン、タスクの並び替え順が変更できるようになりました。
• 動作パフォーマンスと管理画面を改善しました。

機能と改善

• JavaDB バックアップ デーモンを新しく搭載しました。このデーモンは、TeamPage に標準で組み込まれている JavaDB データベースを4時間毎に自動的にバックアップします。JavaDB には、足あと情報(利用状況集計レポート)など、TeamPage で利用される一部のデータが保存されます。このデーモンにより、JavaDB のデータが破損した場合、バックアップされたデータから簡単にリストアできるようになります。

• 前バージョンまでは、記事ボリューム「フィード」の記事タイトルのクリックは、記事の展開と折りたたみの切り替えとして動作していました。このバージョンから、クリックされた記事のシングルビュー(一枚記事画面)へ移動するようになります。(記事をシングルビューで表示します)

• 通知メールに、記事に添付されたファイルの一覧を表示するようにしました。

• タスク、マイルストーン、プロジェクト、予定(イベント)で、開始と締め切りの日付だけでなく時刻も指定できるようになりました。時刻を指定できるようにするには、追加のプラグインが必要です。

• Attivio 検索の設定画面から「インデックス ユーザー」の設定を廃止しました。(TeamPage 5.2.55 で、Attivio のインデックス作成に Super User を使うように変更したため、この「インデックス ユーザー」は不要な設定となっていました)

• TeamPage の Java Virtual Machine が不使用メモリをクリーンアップ(掃除)するときの動作パフォーマンスを向上するため、このクリーンアップの設定に変更を加え、メモリ使用量を抑えるようにしました。

• カレンダー画面に表示されるタスクのチップ(マウスカーソルを載せた時に表示される吹き出し)に「Task」という接頭語を加えるなどして、カレンダー画面に表示されるリンクの種類を判別しやすくしました。

• 共有フォルダ画面に表示されるファイルの名前が長いとき、長すぎる部分を省略して表示するようにしました。

• セクション設定の「タイプ」で「タスク」「マイルストーン」「プロジェクト」を選択したときに、そのセクションに含まれるタスク、マイルストーン、プロジェクトを並び替え(ソート)できるようになりました。利用可能な並び替え方法は、投稿日時順、投稿日時の逆順、タイトルのアルファベット順(文字コード順)、アルファベットの逆順、ランダム、です。将来のリリースで、締切日による並び替えもサポートする予定です。

• パスワード認証に関係したある種の予期しないエラーを扱う方法を変更しました。

バグ修正

• ファイル添付式ジャーナルから WebDAV 添付式ジャーナルへの未グレーションを改善しました。

• ログイン アシスタンスのメールで TeamPage へのリンク URL に間違った IP アドレス (127.0.0.1) が埋め込まれ、リンクから TeamPage にアクセスできない場合がある、という問題を修正しました。

• SMTP のテストメールで使われる To と From アドレスの問題を修正しました。To アドレスは常に SMTP テストを実行したユーザーのメールアドレスが使われます。From アドレスは常に「送信メールの送信者アドレス」が使われます。

• メール投稿とメール送信のテストに関連した、いくつかの表面的な問題を修正しました。

• セクション テーブル ウィジェットの [追加] ボタンをクリックしたとき、指定されたものとは異なるタイプの投稿フォームが表示されるバグを修正しました。

• リバース プロキシを使用している環境である特定のページに「Ping を送信する」機能を使った時に発生する問題を修正しました。

• Proteus スキンのナビゲーションリンクをユーザーのプロフィールページに表示しないようにしました。

• プロジェクトとマイルストーンのカレンダー画面に表示されていた印刷プレビュー画面へのリンクアイコンを削除しました。現在、これらの画面では、印刷プレビューはサポートされていません。

• ソーシャル エンタープライズ Web 機能 (SEW 機能) を使って Web ページに埋め込まれた TeamPage のアクティビティで、記事のタイトルをクリックしても記事が表示されない、というバグを修正しました。

• SDL ファイル (/com/traction/sdl/gwtrpc/task.sdl is missing) のタイポを修正しました。

• すべての TeamPage インストーラーに含まれているわけではない外部 Java ライブラリへの依存関係を修正しました。この問題により、Attivio 検索を使用していない TeamPage で、フォロー/フォロー解除が正しく動作しない場合がありました。

• ボリューム「フィード」の記事を展開表示したとき、記事に付けられたシステム管理用のタグが表示される問題を修正しました。

• フォローとフォロー解除の記録記事の、タイトルと本文を表示するウィジェットが正しく動作しなくなっていた問題を修正しました。

• 「アップロードするファイルの上限サイズ」で正しくない値(例えばマイナスの値)が指定されている場合でも、TeamPage が起動するとき、正しい値に置き換えて動作に反映するように修正しました。

• 共有フォルダへのファイルのアップロードが Internet Explorer 10 で正しく動作しないバグを修正しました。

• 新しいファイルがアップロードされたときに配信されるべきウォッチ通知が正しく配信されないことがあるバグを修正しました。

• 灰色ホバーメニューの [タスク] と [予定] をクリックして表示される、タスクと予定(スケジュール)の作成フォームでの、既定の投稿先スペースの認識方法を変更しました。タスクや予定を追加するユーザーが、記事(が投稿されているスペース)のモデレーションスペースへの「新しい記事の投稿」権限があるときだけ、そのスペースがタスクと予定の既定の投稿先スペースになり、権限がない場合は投稿先スペースが未選択になります。

• プロジェクトとマイルストーンの近況アップデートのフォームに何も文字を入力しないでフォームをポップアップ表示し、ポップアップされたフォームに文字を入力して投稿すると、投稿された近況アップデート記事がポップアップ元のプロジェクトやマイルストーンと関連づかない、というバグを修正しました。

• SEW ウィジェットから投稿されたコメントが、TeamPage に実際に投稿されるのに、ウィジェットには表示されないバグを修正しました。

• Proteus スキンで JavaScript エラーを発生させるバグを修正しました。

• Attivio 検索結果画面で記事ボリューム「要約/抜粋」や「最初の段落」を選択しても、画面を下へスクロールして次の検索結果が表示された時、その表示に記事ボリュームが反映されないバグを修正しました。

• Attivio 検索結果画面で記事を閲覧したとき、検索クエリが非常に長い場合に、足あと情報が正しくデータベースに保存されないバグを修正しました。

国際化とローカリゼーション

• フロントページのセクションに適用される「掲示板」タグを国際化しました。

• ノルウェー語を追加しました。(一部は翻訳が完了しておらず、英語で表示されます)

開発者向けの機能

• GWT フォーム API を使って生成される HTML の <input> タグに ID や onKeyUp など、様々な属性を挿入できるようになりました。フォーム生成用の XML ファイル (/config/data/forms/FormName.sdl ファイル) で、アンダースコア記号で始まる属性が、HTML の <input> の属性になります。

<field type="text" name="title" _id="t" _onkeyup="alert(this.value)" />

• 上述のように、タスク、マイルストーン、プロジェクト、予定(イベント)で時刻を指定できるようになったのに伴い、標準 (standard) の date を定義し、カレンダー画面の表示方法に変更を加えました。

  • An Entry may have any number of standard dates. Each standard date has a logical name, and a definition, which is implemented by the Entry's associated EntryClass.
  • An Entry may have a single calendar date range, also defined by its EntryClass.
  • The default definitions of both standard named dates and calendar date range are in terms of entry properties, whose names are in turn specified in EntryClass configuration properties. (See, e.g., config/entry/classes/task.properties). But developers may create subclasses of EntryClass that implement custom behaviors by overriding one or more methods defined in EntryClass, e.g., getStandardDate(Entry entry, String standardDateName).
  • Standard named dates are represented by instances of the new interface com.traction.sdk.UTCDisplayDate, and calendar date ranges are represented by instances of the new interface com.traction.sdk.UTCCalendarDateRange. The new methods getStandardDate(String name) and getStandardCalendarDateRange(boolean forIcal) may be used to access these values. The implementations of those methods will defer to the EntryClass methods described above.
  • The new SDL tag entry.standarddate may be used to render a formatted date string (using any valid attributes for a date tag) for a named standard date. The tag entry.standarddate.allday is a boolean tag that allows the SDL author to distinguish between a named standard date that represents an "all day" date (that is, a date that should be treated as appearing to users in any time zone as the day for a particular calendar date), versus one that represents a particular time (independent of time zone, meaning that it will appear differently to users in different time zones).
  • Tags like entry.duedate are now implemented in terms of the entry.standarddate tag, so that they can support being treated as an "all day" date or a date with a time, as appropriate. If your SDL code makes use of these tags, you may need or want to change them. In particular, there is no need to indicate whether a date being rendered is an "all day" date, and in fact the allday= attribute will be ignored. Instead, the UTCDisplayDate object used by the tag carries that information.
  • The new SDL tag family entry.calendar.daterange.* should be used when generating iCalendar formatted output. See src/com/traction/sdl/calendar/ical-pm.sdl for examples of how to use this, including the new datemode attribute value, "ical".

• カスタム レイアウトを使った GWT フォームで入力補完が正しく動作しないバグを修正しました。

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