株式会社エス・イー・ラボ - 入社1カ月で LinuxWorld の準備!
TeamPage はチームメンバーが情報を持ち寄って仕事をする場を提供します。物理的にメンバーが揃わなくても仕事は着々と進んでいる、なんて簡単には信じられないことも現実のものとしてくれます。
株式会社エス・イー・ラボに中途採用で入社してたった1ヶ月で LinuxWorld の準備をほぼ一人でこなした浦中さんが、インタビューに答えてくれました。
驚くほどスムースだった引き継ぎ
――今回のLinuxWorld 出展では大勢の方に TeamPage をご覧いただけたそうですね。
そうですね、3 日間で 3万9000 人以上の来場者だと聞いています。
――エス・イー・ラボさんのブースも盛況だったようですね。
はい、この 3 日間でお客様からのアンケートなどを 300 名様分集めようというのが当初の目標でしたが、それを大幅に上回る結果になってみんな喜んでいます。
――3 日間で 300 名分というと、それは大変な数ですね。簡単には集めることは難しいでしょう?何か特別な企画などを考えられたのですか?
はい。まず初日に、TeamPage の日本の総代理店のアプライドナレッジ様の小島社長と、TeamPage のユーザー様のサンデン様にご講演いただきました。LinuxWorld の中で、情報共有とノウハウ蓄積といったテーマで、ちょっと異色だったのですが、参加いただいた方も多く、大変うまく行きました。
――なるほど、ユーザー様の講演は貴重ですからね。それ以外の企画はありましたか?
まず、私たちは TeamPage の知名度を上げること、つまり SEL のブースにお越しいただくことにポイントをおきましたので、3 日間毎日ブースで抽選会を開かせていただきました。これも効果がありましたね。
――賞品はユニークだったと伺っていますが?
はい、ホテルニューオータニ東京の岡半さんのすきやきの食事券ですとか、当社のお客様の大地様から野菜セットをご提供いただいたりですとか。ちょっと普通ではなさそうな(笑)賞品が並んでよかったです。
――そうすると講演の企画、抽選会など準備も大変だったのではないですか?
はい。正直、私が入社したのが 5 月 1 日で、LinuxWorld が 5 月 30 日からでしたから、最初は「え、そんなの私にやらせるの?(笑)」と不安でしたが、びっくりするくらいにスムースに引き継ぎが出来たんです。
――それまでの準備内容を引き継ぐのにどれくらいかかったんですか?
それが、一言だけだったんです。(笑)
――一言ですか?(笑)
はい。上司から「これまで決めた内容と準備しなければならない事項は TeamPage に書いてあるから見て、足らないところを足して。分からなければ聞いて。」と。
――それでどうされました?
はい。まずそれまでの情報を TeamPage を検索して集めて、新しい準備物一覧表を作り直しました。それまで上司が準備してきて、準備が終わっているものや、まだどうするか決めかねているものだとかは、内容を読めば理解できました。上司が自分自身のメモとして書いてくれていた情報がかなり役立ちましたね。
――それは具体的にはどんなものだったのですか?良かったら教えてください。
上司の書いたメモ的な情報もあったこともよかった
例えば、「賞品は iPod Shuffle にするか、nano にするか、どっちがいいかなぁ、、、やっぱりnano にしようか・・・予算は何とかなるかなぁ」なんて書いてありました。(笑) まぁ、独り言みたいな感じでしたけど、そのほうが、「あー、まだ決めかねてるんだ。」ということが分かって良かったです。
――(笑)そんなことが書いてあるんですか?
はい。でもそういう情報があった方が、会話みたいで行間が読めてよかったですね。
――引継ぎ内容で分からない事だとかはどうされましたか?
分からなかった事は、振り返ってみても無かったんです。それよりも、まだ内容が詰まっていない件をどうするか?という事について上司と確認を取りながら進めました。
――上司の方とのコミュニケーションに不自由は無かったのですか?
上司は販売活動やお客様訪問などで外出が多かったのですが、質問を TeamPage に書いておいたら、上司がそれにコメントを入れてくれていました。私の代わりに買い物をしてもらったこともTeamPage に書いてもらえていたので、何度も確認する必要も無かったですし、逆に私が発注したジャケットについても、「OK、それでいいです。」とコメントしてもらえたので、安心してスピーディーに準備を進めることができました。
――なんだか理想的なコミュニケーションの取り方の様ですね。
そうですね。自分でもこんなにスムースに準備を進めることが出来たのは不思議です。LinuxWorld の開催日が 5 月 30 日だったので、前日の 29 日は現地準備。28 日は現地へ送るものの準備だったのですが、何一つ忘れ物も無く済みましたし、両日とも定時で仕事を終わっていますし。
――では浦中さんから見て TeamPage の効果と思えるところを2~3挙げてもらえますか?
「聞かないと分からない」が無かった、共有できることの実感と安心感
はい。まず TeamPage は上司や同僚とのコミュニケーションとしての場と、何を準備するのかといった一覧表がある場所が一体になっている感じなので、メールで指示を受け取ってそれを TeamPage に転記するといった無駄な作業が必要ありませんでした。準備の進行状況が TeamPage を見ればだれにでも分かるようになってるところが効果的でしたね。ですから上司が帰ってくるまで待っている必要もありませんでしたし、もちろんメールでの報告も殆どしていません。
――TeamPageを見ればわかると・・・。
そうですね。私も上司の指示や連絡は TeamPage を見てましたし、TeamPage で準備状況の全体が見られたので、モレや抜けに対するチェックをみんなで共有できて確認しあえたのも大きかったですね。つい私が書き忘れたことも、上司がしっかり記入してくれていて、共有できている実感があって安心感がありましたね。
――それが2つめの効果ですね。
お互いにみんなの状況が分かって仕事が出来るということと併せて、自分の仕事の様子も見てもらえているわけですから、入社したての私でも、最初は不安がありましたが、のびのびとやれましたね。何か抜けがあればコメントが入りますし、質問すれば回答があってしかもそれがいつでも見られるのは、聞き違いとか勘違いの不安もなく安心できましたね。
――効率という面ではどうでしたか?
はい。スムースな引継ぎができたこともあって、大変な仕事の効率が図れたと思いますね。意識しないうちに引き継いでいたような感じです。5 月に入社しましたから、それまでのことは一切知らなかった私としては、もっと上司に時間を割いてもらって、聞いたりしなきゃならないと思っていたのが、実際は「上司に聞かないと分からない」はまったくありませんでした。自分でも信じられないのですが。
――それはすごいことですね。
上司の方も、もちろん引き継ぐつもりでこまめに書いていたのでしょうけども。楽に引き継げたのは事実です。あと私がやったのは、「上司に決めてもらいたい」ことを TeamPage に書いて、「回答をお願いします。」という事だけでしたね(笑)。
――では最後にこの記事を読んでくださった方に一言お願いします。
入社1ヶ月の私が、スムースに業務を引き継げたのは、よい情報共有ツールがあったおかげだと思います。連絡モレや伝達ミスがあったらきっともっと大変な苦労をして準備をしていたと思います。皆様にも一度このツールを使っていただきたいですね。
――本日はどうもありがとうございました。
ありがとうございました。
2007年6月15日(横浜:株式会社アプライドナレッジにて)
インタビュアー:株式会社アプライドナレッジ