TeamPage 6.0.15 | 共有フォルダの改善とWebアクション機能への拡張対応

TeamPage 6.0.15 リリース情報TeamPage 6.0.15 をリリースしました! 今回のリリースには、共有フォルダ ビューの変更や改善、ソーシャル エンタープライズ Web による共有フォルダ内のフォルダやファイルへのコメントやタスク登録、細かなバグ修正などが含まれます。

機能

共有フォルダ ビューの改善

共有フォルダ内のファイルの詳細情報をすぐに確認できるようになりました。Attivio プレミアム検索を利用中でなおかつ Attivio のバージョンが 3.5 の場合は、検索結果を展開表示したときにドキュメントのプレビューが表示されます。

ファイルの詳細情報

フォルダを開いたときも、現在の場所(パス)や作成者などをページ上部ですぐに確認できます。

フォルダの詳細情報

共有フォルダとWebアクション機能との連携

これまでのWebアクション機能 (SEW) は、TeamPage 外部の Web ページと TeamPage との連携機能でしたが、このバージョンから TeamPage 内の共有フォルダのフォルダやファイルからも利用できるようになりました。

この機能が利用可能な場合、共有フォルダのフォルダやファイルを開いたとき、サイドバーに [フォルダ/ファイルのメモの作成] ボタンが表示されます。このボタンからファイルやフォルダのメモ(エイリアス)を作成できます。メモは通常の検索でヒットしますので、共有フォルダのフォルダやファイルもこのメモを使って探し出せます。

ソーシャル エンタープライズ Web を使って、ファイルやフォルダのエイリアスを作る

また、ホバー表示される灰色メニューから、フォルダやファイルにコメントしたり、タスクを登録したり、フォルダやファイルをタグで分類したりできます。

ホバーメニューからファイルメモの操作を行う

下図は、Excel ファイルに修正タスク(ユーザー「市原 真之介」の To Do)を登録している例です。

ファイルにタスクを登録

data: URL で埋め込まれる画像の自動貼付

Firefox で TeamPage のリッチテキストエディタへ画像をドラッグ&ドロップすると、その画像のデータは、添付ファイルではなく データ URL として埋め込まれていました。このバージョンから、データ URL として埋め込まれた画像は、自動的に記事の添付ファイルとして分離されます。(記事の投稿先スペースで「ファイルの添付」権限がある場合)

その他の変更

TeamPage で発生した問題を弊社へ報告するための「フィードバック」に、問題の原因を特定しやすくするため、より下層の情報を含めるようにしました。

バグ修正

• Windows のコントロールパネルから TeamPage のシャットダウンがリクエストされた時に正しくシャットダウンされない問題を修正しました。

• ガントチャート プラグインを使用している場合に、プロジェクトの [チャート] タブを開くと JavaScript のエラーが発生する問題を修正しました。

• 特定のカスタマイズされた投稿フォームから投稿する場合に発生していた問題を修正しました。

• アンダースコア記号を含むエントリー クラス名の記事をメールから投稿する場合に、エントリー クラス名が正しく認識されない問題を修正しました。

• プロジェクトやマイルストーンのカレンダー画面で前の月や後の月へ移動するボタンが正しく動作しないバグを修正しました。

• 過去のバージョンで使われていた投稿フォームで記事セクションを作る場合など、特定の種類のリクエストにおいて、無限 HTTP リダイレクトが発生する問題を修正しました。

• セクションテーブル ウィジェットで Attivio プレミアム検索の検索結果を正しく表示できるようにしました。

• セクションテーブル ウィジェットで Attivio プレミアム検索の検索結果を正しく PDF ファイルにエクスポートしたり印刷したりできるようにしました。

• Active Directory などの外部システムのセキュリティ プリンシパルのユーザー アカウントを手動で TeamPage に作成した場合のバグを修正しました。

• Internet Explorer 8 や 9 を使用して記事の作成または編集フォームを表示しようとすると JavaScript の予測しないエラーが発生する問題を修正しました。

• 通知メールへ返信されたメールのヘッダーに含まれる情報によっては、元の記事への返信として認識されないバグを修正しました。

コレクタにコレクションをひとつも作成していない場合に、[コレクタを表示] をクリックしてもコレクタのダイアログが正しく表示されないバグを修正しました。

• TeamPage の RSS フィードを Mozilla Thunderbird など特定の RSS リーダーで購読した場合に、記事の投稿日時ではなく取得日時が表示される問題を修正しました。

• 過去のバージョンで使われていた投稿/編集フォームを /traction/read から始まる URL で呼び出すとリッチテキスト エディタが表示されず利用不可になるバグを修正しました。

ドラフト&パブリッシュ機能を使う場合で、パブリッシュされたバージョンのない記事をユーザーがパブリッシュ モードから編集しようとしたとき、「この記事のドラフト バージョンがありますが、あなたには読む権限がありません」というメッセージと共に com.traction.gwt.forms.client.FormOperationException エラーが発生する問題を修正しました。

開発者向けの変更

Entry Field レンダラー

新しいコンセプトである「entry field renderers」を作成しました。「entry field」のコンセプトはとても抽象的なものです。エントリーには「field」そのものはありませんが、「field」その表示ラベルが記事のコンテキストから名前で参照できるようにレンダリングを宣言できます。

ローカライズされた日付のフォーマット

TeamPage の SDL で取得する日時情報は、リクエストしたユーザーのロケールによって書式が変わります。例えば、ja ロケールのユーザーが日曜日をリクエストすると「日」と表示されますが、en ロケールのユーザーがリクエストすると「Sun」と表示されます。

しかし、文書フォーマットの中には(例: RSS 2.0)、日時情報の英語表記を求めるものがあります。

このような要求に対応するため、このバージョンから、SDL の <entry.date> などの日時に関するタグで locale= パラメーターを使用して特定のロケールの日時フォーマットを取得できるようになりました。

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