イタリア 電力最大手 Enel 北米拠点 - Enel North America

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Enel はグローバルトップ 100に選ばれた企業で、2005年にはフォーブスの世界のトップ2000 で 65 位になっています。Enel は世界中で水力、風力、地熱、そしてバイオマスにより 19,000 MW を超える電力を供給できる世界最大の再生可能エネルギーの製品ラインを持つ企業のひとつです。Enel North America, Inc. は再生可能エネルギー プラントの北米における主要企業です。その規模はアメリカ合衆国の 16 州、カナダの2 つの地域で 70 以上 プラントを所有しています。同社は合衆国とカナダにオフィスを持ち、地熱利用の可能性を追求しつつ、水力、風力、そしてバイオマスによる数多くのクリーン エネルギー ビジネスを積極的に展開しています。

Enel North America は 2005 年夏にマーケティングと企業コミュニケーションのために TeamPage をはじめて採用しました。

内部的にCIX(Corporate and Information Exchange)と呼ばれたそのサーバーには、Bulletin(掲示版)と Industry(業界)と呼ばれる 2 つのワークスペースあり、前者は Enel 社内の情報交換に、後者は業界全体の情報やポリシーにつての情報交換に使われています。

CIX TeamPage Server 上にある Enel North America 社のニュース トピック ページ

フロントページ

ブログサイトが情報の公開とアクセスを容易にしました。それぞれのワークスペースが検索可能であることと自動送信される Email ダイジェストが情報のプルとプッシュのバランスを実現し、成功の第一要因と言えます。さらに、TeamPage の飾らないスキンが専門家には好評です。

Ernest Kayinamura 氏は、2005年の Gilbane's Content Management Conference でその事例を次のように紹介しました。

TeamPage は、私達の会社のコミュニケーションに再生のエネルギーをくれました。ナレッジワーカーに力を与えました。IT サイドからは、だれからの助けも必要とせず、人々が投稿し、読む姿を見るのは非常にすばらしいの一言に尽きます。
当社の環境では、TeamPage を使うのにまったく支障がありません。大部分の人はフォームと Email を使っています。難しいのは、習慣を変えることです。Email は習慣です。1 日に40回もやれば習慣にもなります。1 日 20 通以上のメールをやりとりする人は手を挙げてください(全員が手を挙げる)。
私達は、TeamPage に蓄積された知識を共有しています。あとから、チームに加わった
人も経緯を知ることができます。コラボレーションするためには一日一度のメールでは事足りないことも多いです。私達は公開用の CIX サーバーと、グループが使う他のサーバーとを分離しました。グループで使うサーバーからはそこに投稿があるたびに通知メールが送信されます。

最初のサーバーが成功したので、同社は 2 番目のサーバー CIX Group を導入、次の3つの使用方法を追加しました。

  • IT プロジェクト マネージメント:特定のプロジェクトの進捗管理
  • ビジネス開発:期限付き情報の収集、配信とディスカッション
  • 環境プロジェクト:再生可エネルギーを含む新エネルギーのマーケットについてディスカッションするコミュニティ オブ プラクティス(COP)

これらのユースケースについて、同氏は TeamPage を使うことの利点を次のように話しています。

  • 既存の IT インフラストラクチャとの整合性
  • 文書とプロジェクトの成果を管理し、警告を発し、更新情報をタイムリーに、また効率よく発信できる機能
  • 密なコミュニケーション、コラボレーション、知識捕捉、自分のプロジェクトにフォーカスしながらも他のチームの状況がつかめること

Enel North America の成功を受け、その姉妹会社である Enel Latin America も企業コミュニケーションのために TeamPage を導入しました。この事例についての詳しい情報は Analysis: A Green Utility Chooses Blogging For BusinessBusinesWeek - No Rest for Wiki をご参照ください。

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