最新版 TeamPage 5.2.51 のご紹介

最新版 TeamPage 5.2.51 での新機能、主な変更点をご紹介します。

  • NEW! 招待機能 — 人々を TeamPage のスペースへ招待し、参加させる、シンプルで新しい機能です。既に TeamPage にユーザーアカウントがある人にも、まだ TeamPage にユーザーアカウントが無い人にも、招待メールを送信できます。また、TeamPage の運用ルールに応じて、招待を実行できる権限や、招待された人が参加するグループの権限を柔軟に設定できるので、一般ユーザーが安全にユーザーを招待できます。
  • 新セクション テーブル ウィジェット — 刷新されたセクション テーブル ウィジェットでは、カスタム フォーム プロパティやエントリー プロパティに加えて、たとえばタスクの優先順位、開始日、締切日など記事のタイトルや本文以外の情報(メタデータ)を追加して表示できます。
  • WordML 出力機能のアップデート — TeamPage から出力される WordML 形式のドキュメントを、Word2007、Word2010 に対応させました。
  • リッチテキスト エディタ のアップデート — Safari 6 に対応しました。
  • プロジェクト管理とタスクトラッキング機能の改善 — 動作速度を向上させました。
  • バグ修正 — その他の、各種バグ修正や改善など。

新機能・改善点

招待機能

これまでは、ユーザーアカウントはサーバー管理者が作成するものでした。しかし、いつもサーバー管理者に依頼する必要が生じ、メンバーとして登録して活動を開始するまでに時間や手間がかかってしまいました。このバージョンから搭載された「招待機能」を使うと、TeamPage の一般ユーザーが、仲間にしたい人へメールで招待状を送信できます。サーバー管理者の手を煩わせることはありません。

招待機能

招待フォームはシンプルです。招待したい人のメールアドレスを入力し、招待したいスペースを指定するだけ。相手が既に TeamPage にアカウントを持っているかどうかを気にする必要はありません。

招待メールの送信フォーム

招待メールを受け取った人は、TeamPage に新しいアカウントを作成して TeamPage のスペースに参加できます。既に TeamPage にアカウントがある場合は、そのアカウントが使えます。

招待メール

招待されて参加するスペースでは、新メンバーに適用する権限を予め設定しておくことができます。

もちろん、運用状況に応じて、招待機能を無効にして、従来通りにサーバー管理者だけがユーザーアカウントを作成できるようにしたり、招待できる権限を限定して、特定のユーザーやグループだけが招待機能を使えるようにしたりもできます。これまでと同じように TeamPage を使いたい方も安心です。

新セクション テーブル ウィジェット

ある条件のもとに集められた記事を一覧表示するウィジェットです。特にタスクの管理にお薦めです!
このウィジェットは標準プラグインとしてインストーラーに含まれており、どなたでも無料でお使いいただけます。

  • クリックして開閉し、その場で内容を確認できます。
  • 列の見出しをクリックして、昇順/降順に並び替えられます。
  • タグや日付情報(エントリー プロパティ)で分類表示できます。
  • 表示内容は、JSON 形式で指定してカスタマイズできます。

画像

その他の機能

• TeamPage から出力される WordprocessingML (WordML) を、Word2007 や Word2010 以上と互換性があるタイプに変更しました。

• サポートするブラウザに Safari 6 を追加しました。

• 完了したタスクの詳細欄に、タスクの完了日の表示を追加しました。これにより、タスクがいつ完了した(「done」になった)のか、素早く確認できるようになりました。

• 先行入力補完で表示されるマイルストーンとプロジェクトは、「お気に入り」に登録されているスペースのものが優先されるように変更しました。

• Proteus スキンの「セットアップ」メニューから [新規ユーザーの追加] を削除しました。サーバーセットアップ | ユーザー タブ で新規ユーザーの追加ができることに加えて、新たに搭載した招待機能の方が便利だからです。

• プロジェクト管理(タスクトラッキング)に使われるデータのインデックスを改善し、再起動やキャッシュのクリア、記事の削除のときに再インデックスされないようにしました。この改善により、多くの環境で TeamPage の動作が軽くなるでしょう。ただし、TeamPage を初めてインストールしたときや、アップデートインストールをしたときは、インデックスの構築作業が必要です。この構築作業は自動的に実行されます。また、このインデックスされたデータは、ジャーナルそのものとは別に管理されます。

• 次のページやメール テンプレートのデザインを改善しました。

  • ジャーナル セットアップ
  • ログイン画面
  • ログアウト画面
  • ユーザー自己登録ページ
  • ユーザー自己登録時に送信されるメール
  • パスワードの再設定メール

• 「お気に入りスペース」を管理しやすくするため、Proteus スキンのお気に入りスペース編集画面にボタンを追加しました。

• 重要なユーザーのデータが期限切れにならないように、メモリのキャッシュ設定を変更しました。これは試験的な変更であるものの、中規模以上(ユーザー数が数百以上)の使用において、動作速度が大幅に向上する場合があります。

• 新規スペース作成の詳細ページやスペース テンプレート 編集画面に次の新しい設定を追加しました。

  • スペース メンバー グループ
  • 初めの記事のタイプ(プロジェクトやマイルストーンを指定可能)
  • 初めの記事に使用されるエントリー プロパティ
  • 既存のスペースから設定をコピーして新しいスペースを作成するとき、スペースのメンバーグループがそのスペース内のグループだった場合(サーバーグループではない場合)、コピー先のスペースでのグループとしてコピーする「一般化」機能

• グループ編集画面や ACL 編集画面で、すべてのスペースのグループ、サーバーグループ、スペース ACL 項目、サーバー ACL 項目を指定できるように変更しました。

問題の修正

• Firefox で発生する、タスク作成フォームがロードされない問題を修正しました。

• パーソナルセットアップ | ユーザー設定 タブ の「お気に入り」タブを元に戻しました。

• マイルストーンやプロジェクトの [元記事とすべてのコメントを表示] リンクや [スレッドのトップへ移動] をクリックしたとき、それぞれマイルストーンとプロジェクトの「コメント」タブに移動するようにしました。以前のバージョンでは、同リンクやアイコンをクリックしたとき、それぞれマイルストーンとプロジェクトの「ダッシュボード」タブへ移動するようになっていました。

• IE8 で発生する、Proteus スキンのサイドバーに表示されるべき「下書き」フィールドが表示されないバグを修正しました。

• セキュリティ プリンシパル名「メンバー」を参照する、TeamPage 内で定義された様々な参照名をローカライズしました。ユーザーのロケール設定に応じて表示される名前が変わります。

• ごくまれに発生する可能性があった、ユーザー名が誤ったセキュリティ プリンシパルに当てはめられてしまう問題を修正しました。

• 添付ファイルの名前に不等号が含まれる場合に正しく扱えないバグを修正しました。以前のバージョンでは、添付ファイルの保存場所に正しくアップロードされるものの、記事との関係が正しく作成されませんでした。

• Proteus スキンの タグ | 一覧 画面 や スペース | 一覧 画面のレイアウト問題を修正しました。

• iPad で発生する、Proteus スキン上部のリンク(「すべてのスペース」またはスペース表示名)が正しく動作しない問題を修正しました。

• ユーザーに「タグの変更」権限がないとき、Proteus スキンの「to do」と「done」を、チェックボックスのクリックで切り替えられないバグを修正しました。

• 段落コメントを投稿するときに表示される URL を、正しい URL フォーマットを使うように修正しました。

• タスク、マイルストーン、プロジェクトなど、GWT フォームでのリッチテキストエディタで入力された箇条書きリスト (<ul>) や数字付きリスト (<ol>) が、投稿されたときにインデントされない問題を修正しました。

• Proteus スキンのサイドバーにある [新しい記事] [新しいタスク] などの「追加メニュー」の表示上の問題を修正し、すべてのスペースで「新しい記事の投稿」権限がない場合、この「追加メニューを表示しないようにしました。

• Proteus スキンでの利用状況の集計や表示に関連した問題を修正しました。最も大きな改善は、すべてのページの読み込みと利用状況集計/表示とを分けたため、ページの読み込みや表示にかかる時間が短くなり、動作が高速化されたことです。

• 記事セクションの編集画面での編集が正しく反映されないことがある問題を修正しました。

• Safari 6 での NTLM 認証(Active Directory 認証)を修正しました。

• バージョン 5.2.47 での誤った User Agent 設定を修正しました。

• コンテキストメニューの [コレクタに追加する] の [新しいコレクション] に記事を追加できないバグを修正しました。

• ジャーナルセットアップで管理者パスワードを設定する際に表示される「入力されたパスワードが一致しません」エラーがローカライズされていなかった問題(英語で表示されていた問題)を修正しました。

• サーバーセットアップ | 一般 タブ | 現在のジャーナル タブ の [ジャーナルの出力] ボタンが、最新の TeamPage では利用できないにも関わらず、画面に表示されていた問題を修正しました。

開発者向けの機能

• 読み込む SDL のテンプレートを、エイリアスを使って短く指定できる <sdl.import> タグを追加しました。

<!--- using this -->
<sdl.import name="shared" template="com.traction.sdl.gwtrpc.shared" />
...
<!--- now this -->
<shared#foo />
<!--- is equivalent to this -->
<com.traction.sdl.gwtrpc.shared#foo

同じテンプレートの読み込みがたくさんあるときに便利です。

• 段落への URL を返す <item.url> タグを追加しました。<entry.url> タグと同じように、type= パラメーターの値として comments, original, simple をサポートします。

• TractionUrlGenerator.comment メソッドや記事の共有フォルダを表示する URL のビュータイプがカスタマイズ可能になりました。

• 招待機能に関連した com.traction.sdk.admin.UserDirectory.findPrincipalByEmailAddress と com.traction.sdk.admin.PrincipalType.findByEmailAddress メソッドを追加しました。

• ProjectsVariableTag と UsersVariableTag を追加しました。これらの ProjectsTag と UsersTag のサブクラスは、カレントスコープの Collection または ProjectIterator/UserIterator 変数として使用されます。

• ユーザーのフォローまたはフォロー解除が null、偽、またはユーザーがビジターだった場合に com.traction.sdk.admin.FollowListChanges.setFollowing が FollowListChangesException を返すように変更しました。

• Outlook ソーシャル コネクター機能に関連した様々な問題を修正しました。

• <scope.hasentry>, <scope.hasfile>, <scope.hasproject>, <scope.hasuser> タグを追加しました。

• SDK/SDL ドキュメントを刷新しました。

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